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全銀フォーマット総合振込経理データ検査

全銀フォーマット検査

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総合振込などの全銀協規定フォーマットのレコードを貼り付けると、120桁ちょうどか、レコードの並びが正しいか、データ件数と合計金額がトレーラと一致するかを検査します。ずれている行と桁の位置まで指摘するので、金融機関に送る前の確認に使えます。

最終更新:2026-09-18/監修:計算ツールズ編集部

全銀フォーマット検査ツール

全銀フォーマットの形

全国銀行協会が定めた総合振込などのデータ形式は、1レコード120桁の固定長です。桁数が1つでもずれると金融機関で受け付けられません。改行で区切る形と、改行なしで120桁ずつ並べる形の両方があります。レコードは先頭1桁のデータ区分で種類が決まります。

1=ヘッダー → 2=データ(何件でも) → 8=トレーラ → 9=エンドレコード

トレーラとの照合

データが壊れていないかを確かめる仕組みがトレーラレコードです。2〜7桁目にデータレコードの件数、8〜19桁目に金額の合計が入ります。この2つが実際のデータと一致しなければ、どこかで行が落ちているか金額が違っています。

トレーラの合計件数 = データ区分2のレコード数/トレーラの合計金額 = 各データの81〜90桁目の合計

このツールの既定値では、データレコードが2件、金額が120,000円と58,300円なので合計178,300円です。トレーラにも同じ数字が入っているため「一致」と表示されます。金額を書き換えると、差額つきで不一致が表示されます。

レコードの種類

データ区分レコード名何が入るか個数
1ヘッダーレコード種別コード・依頼人・取組日・仕向金融機関と口座先頭に1つ
2データレコード被仕向金融機関・受取人・金額振込先の数だけ
8トレーラレコード合計件数と合計金額末尾の手前に1つ
9エンドレコードデータの終わりの印最後に1つ

データレコードの桁の割り当て

桁項目長さ形式
1データ区分1「2」固定
2〜5被仕向金融機関番号4数字
6〜20被仕向金融機関名15左詰め
21〜23被仕向支店番号3数字
24〜38被仕向支店名15左詰め
39〜42手形交換所番号4省略可
43預金種目11=普通 2=当座
44〜50口座番号7右詰めゼロ埋め
51〜80受取人名30左詰め
81〜90振込金額10右詰めゼロ埋め
91新規コード1—
92〜101顧客コード110—
102〜111顧客コード210—
112振込指定区分1—
113識別表示1—
114〜120ダミー7スペース

種別コード

コード取引主な用途
21総合振込仕入先・外注先への支払い
11給与振込毎月の給与
12賞与振込賞与
71預金口座振替顧客からの自動引落し
91入出金取引明細口座の明細の受け取り
92入金取引明細入金の明細の受け取り

※入力した内容はお使いのブラウザの中だけで処理され、サーバーには送信されません。金額は各金融機関の公式サイトで確認したものですが、料金は改定されます。契約前に必ずご契約先の最新の料金表でご確認ください。

全銀フォーマット検査の詳しい解説

全銀協規定フォーマットは、日本の銀行間で支払データをやり取りするために長く使われてきた形式です。1レコード120桁の固定長で、項目の区切りはカンマではなく桁の位置で決まります。CSVに慣れていると戸惑いますが、固定長には利点があります。区切り文字がデータの中に現れる心配がなく、どの項目がどこから始まるかが常に同じなので、古い機械でも高速に読めます。銀行のシステムが作られた時代の合理的な設計が、そのまま現役で動いているわけです。

固定長ゆえの難しさもあります。1桁でもずれれば全体が壊れます。受取人名が31文字あって1文字はみ出せば、それ以降の金額欄が1桁ずれ、金額がまったく違う数字として読まれます。こうした事故を防ぐために用意されているのがトレーラレコードです。データの最後に件数と合計金額を書いておき、受け取った側が実際のデータと突き合わせます。一致しなければ、その時点でデータ全体を差し戻せます。チェックサムの考え方そのものです。

使える文字にも制限があります。全銀フォーマットで使えるのは半角の英数字・記号と、濁点半濁点を含む半角カナだけです。漢字もひらがなも全角カナも使えません。株式会社は「カブシキガイシヤ」と書くか、慣行として「カ)」「(カ」と略します。前株なら「カ)」を前に、後株なら「(カ」を後ろに置きます。有限会社は「ユ)」、合同会社は「ド)」です。また、小さい「ャ」「ュ」「ョ」「ッ」は使わず、大きい「ヤ」「ユ」「ヨ」「ツ」に置き換えるのが原則です。会計ソフトから出したデータで受取人名が全角のまま残っていると、そこで弾かれます。このツールの文字検査は、半角の範囲から外れた文字がどの行の何桁目にあるかを示します。

金額欄の書き方にも決まりがあります。右詰めのゼロ埋めで、小数点は書きません。120,000円なら「0000120000」の10桁です。カンマも円記号も入れません。マイナスの金額は総合振込では扱いません。同じように口座番号も7桁の右詰めゼロ埋めで、実際の口座番号が6桁なら先頭に0を1つ足します。この0を落としてしまう事故は、表計算ソフトでデータを開いたときに起きがちです。全銀フォーマットのファイルを表計算ソフトで開いて保存すると、先頭のゼロが消えることがあります。テキストエディタで扱うのが安全です。

改行の扱いも金融機関によって違います。1レコードごとに改行を入れる形と、改行をまったく入れず120桁ずつ連続させる形の両方が使われています。改行コードもCRLFかLFかで指定がある場合があります。このツールは改行で区切られた形を前提に検査しますが、改行なしのデータなら120桁ずつ手作業で分けるか、テキストエディタの置換機能で改行を入れてから貼り付けてください。

実務では、このフォーマットを手で書くことはまずありません。会計ソフトや販売管理システムが出力します。それでもこのツールが役に立つのは、金融機関に弾かれたときに原因を探す場面です。エラーメッセージが「フォーマット誤り」としか出ないことも多く、どの行のどこが悪いのかを自分で見つける必要があります。桁数・並び・トレーラの3点を機械的に確かめれば、大半の原因は特定できます。

業界・現場での使い方

経理部門の送信前確認

会計ソフトが出力したデータを送る前に、桁数とトレーラの一致を確かめます。

システム開発のテスト

自社で全銀データを生成する仕組みを作ったとき、出力が仕様どおりかを検査します。

金融機関に弾かれたときの原因究明

エラーの内容が具体的でない場合に、どの行の何桁目が原因かを絞り込みます。

会計ソフト移行時の検証

新旧のソフトが出したデータを同じ条件で比べ、差異がないかを確かめます。

給与振込データの確認

種別コードを11に変えて、給与振込のデータでも同じ検査ができます。

よくある間違い・注意点

  • 表計算ソフトで開いて保存する — 口座番号や金額の先頭のゼロが消えます。テキストエディタで扱ってください。
  • 受取人名に全角文字を使う — 使えるのは半角の英数字・記号と半角カナだけです。漢字もひらがなも使えません。
  • 金額にカンマや円記号を入れる — 10桁の右詰めゼロ埋めで、数字だけを書きます。
  • 口座番号の先頭のゼロを落とす — 7桁に満たない口座番号は先頭に0を足して7桁にします。
  • トレーラの合計を手で直さない — データを1行足したり金額を直したりしたら、トレーラの件数と合計も直す必要があります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

全銀フォーマットは何桁ですか?

1レコード120桁の固定長です。ヘッダーもデータもトレーラもエンドレコードもすべて120桁です。

レコードの並びに決まりはありますか?

ヘッダー、データ、トレーラ、エンドレコードの順です。データは何件でも入れられます。

振込金額は何桁目に入りますか?

データレコードの81〜90桁目です。右詰めのゼロ埋めで、カンマも小数点も入れません。

トレーラの合計が合いません

行が落ちているか、金額が書き換わっています。このツールが差額を表示するので、その額の行を探してください。

漢字は使えますか?

使えません。半角の英数字・記号と半角カナだけです。株式会社は「カ)」または「(カ」と略します。

小さい「ャ」は使えますか?

原則として使いません。大きい「ヤ」に置き換えます。

改行は必要ですか?

金融機関によります。改行なしで120桁ずつ連続する形も使われています。契約先の仕様をご確認ください。

種別コードの21は何ですか?

総合振込です。給与振込は11、賞与振込は12、預金口座振替は71です。

コード区分の0と1の違いは?

0がJIS、1がEBCDICです。インターネットバンキング経由ではJISが一般的です。

貼り付けたデータは送信されますか?

されません。すべてお使いのブラウザの中だけで処理されます。