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聴力検査費用 計算ツール|耳鼻科・補聴器販売店・人間ドックの料金と保険適用早見

【ご注意】このページの計算結果・情報は参考値です。正確性・最新性は保証できません。税務・法務・お金・設計・施工・安全などに関わる判断は、公式の資料と専門家の確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。免責事項

聴力検査の費用を、受診先(耳鼻咽喉科・補聴器販売店・健診機関)と検査種別(標準純音聴力検査・語音聴力検査・ティンパノメトリー・OAE)、保険適用の有無、年齢区分から即算出。診療報酬点数、身体障害者手帳交付基準の70dB以上・両耳合算100dB以上、補聴器補装具費支給制度まで、厚生労働省の公的資料に基づいて解説します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

聴力検査費用 計算機

計算式と診療報酬点数

基本式

窓口自己負担 = (検査点数 + 初再診料点数) × 10円 × 負担割合

聴力検査は健康保険適用の場合、診療報酬点数1点=10円で医療費総額が決まり、患者は年齢・所得に応じた1〜3割を窓口で支払います。2026年度診療報酬改定に基づく主要な聴力検査の点数は下記の通りです。

主な聴力検査の点数(D244・D245)

検査名点数3割負担備考
標準純音聴力検査350点1,050円気導・骨導125-8000Hz
標準語音聴力検査350点1,050円語音了解閾値/明瞭度
ティンパノメトリー340点1,020円中耳機能検査
耳音響放射(OAE)検査100〜300点300〜900円新生児スクリーニング
聴性脳幹反応検査(ABR)850点2,550円他覚的聴力検査
初診料291点873円2026年度改定
再診料76点228円2026年度改定

典型的な耳鼻咽喉科での聴力検査は「初診料+標準純音聴力検査」で総点数641点、3割負担で約1,923円となります。人間ドックや企業健診のオプション料金は保険適用外の自由診療で、施設が独自に料金設定できるため2,000〜5,000円程度が相場です。

聴力検査の種類と特徴

検査名目的所要時間実施場所
簡易聴力検査(オージオメーター)1000/4000Hzの2周波数のみ約5分健診・学校・企業
標準純音聴力検査7周波数の気導・骨導閾値測定15-20分耳鼻咽喉科・補聴器店
標準語音聴力検査言葉の聞き取り明瞭度15-20分耳鼻咽喉科
ティンパノメトリー鼓膜・中耳の動き約5分耳鼻咽喉科
耳音響放射(OAE)内耳有毛細胞の機能約10分耳鼻咽喉科・産科
聴性脳幹反応(ABR)他覚的聴力測定(睡眠下)30-60分専門医療機関
語音聴力検査(SD)補聴器適合検査に必須15-30分耳鼻咽喉科・認定販売店

補聴器を検討する段階では標準語音聴力検査も追加され、後述の補装具費支給申請にも必要な検査となります。

保険適用の条件

聴力検査は医師が診断・治療上必要と判断した場合のみ保険適用です。単なる聞こえの確認目的や補聴器購入前提のスクリーニングは自由診療になるケースもあります。

受診理由保険適用費用の目安
耳の痛み・耳鳴り・めまい・難聴の症状で受診○ 適用初診+検査で1,500〜2,500円
健診結果で異常があり再検査○ 適用初診+検査で1,500〜2,500円
新生児聴覚スクリーニング後の精密検査○ 適用公費助成あり(自治体)
補聴器適合検査(意見書作成込み)△ 医師判断2,000〜5,000円
人間ドック・健診オプション× 自費1,000〜3,000円
補聴器販売店のスクリーニング× 無料〜自費0〜2,000円
企業健診(定期健康診断)△ 事業主負担健診料に含む

受診シーン別の使い方

耳鼻咽喉科の保険診療

症状があって耳鼻咽喉科を受診し、医師が必要と判断した検査は保険適用です。初診料+標準純音聴力検査で3割負担約1,900円。

補聴器販売店の無料測定

認定補聴器技能者による純音聴力検査は多くの店舗で無料。ただし医療機関ではないため診断・治療・意見書作成はできません。補聴器購入前提の聞こえ確認・機種選定のためのスクリーニングと位置づけられます。

人間ドック・健診オプション

基本の健診に付帯するオプションで1,000〜3,000円程度。簡易オージオメーター(1000/4000Hz)による測定で、詳細な閾値評価はできません。

学校・企業健診

労働安全衛生規則第44条に基づく定期健康診断項目の一つ。学校保健安全法・産業医の管理下で実施され、費用は事業主負担。異常時は本人負担で耳鼻咽喉科を受診します。

新生児聴覚スクリーニング

OAE(耳音響放射)または自動ABR(聴性脳幹反応)で出生後入院中に実施。多くの自治体で公費助成(全額または一部)があり、リファー(要精密検査)判定で紹介先の精密検査も保険適用+助成対象となる場合が多い。

補聴器適合検査(意見書作成)

補装具費支給を受ける場合、身体障害者福祉法第15条指定医の意見書と、標準純音+語音聴力検査結果が必須。この診察・検査は保険適用。意見書の文書料(500〜3,000円程度)は自費です。

補聴器補装具費支給制度

身体障害者手帳(聴覚障害)の交付を受けた方は、障害者総合支援法に基づく補装具費支給制度により補聴器購入費の助成を受けられます。制度概要は下記の通りです。

項目内容
対象身体障害者手帳(聴覚障害)所持者
基準額(耳かけ型 高度)43,900円/片耳(2026年度基準)
基準額(耳かけ型 重度)67,300円/片耳(2026年度基準)
基準額(挿耳型)43,900〜137,000円(型式による)
自己負担原則1割(所得により上限あり)
耐用年数5年(再支給の目安)
申請窓口市区町村の障害福祉担当課

基準額を超える機種を選択する場合、差額は自己負担です。高性能な耳かけ型は市販20〜60万円/両耳の機種も多く、購入前には認定補聴器技能者と相談してください。医療費控除は補聴器相談医の証明があれば、購入費・修理費が対象となります。

よくある間違い・注意点

  • 販売店の無料測定=診断だと誤解 — 補聴器販売店の測定は聴力データの参考取得であり、診断・意見書の作成は医師にしかできません。
  • 補聴器を早く諦める — 補聴器は2-3ヶ月の調整(フィッティング)で効果が最大化します。「合わなかった」の判断は認定補聴器技能者による調整完了後にしてください。
  • 身障手帳の申請を知らない — 両耳70dB以上で6級対象。手帳交付で補聴器補助・所得税控除・公共交通割引などのメリットがあります。「難聴=障害」という抵抗感で申請しない方も多いですが、経済的メリットは大きいです。

関連する規格・法令

  • 診療報酬点数表(2026年度改定) ― 厚生労働省告示。標準純音聴力検査(D244・350点)、標準語音聴力検査(350点)、ティンパノメトリー(340点)、ABR(850点)などの点数を規定。
  • 身体障害者福祉法(第15条指定医) ― 聴覚障害の等級判定・手帳交付申請の意見書作成資格を定める。両耳70dB以上等の等級基準は同法施行規則別表に規定。
  • 障害者総合支援法(補装具費支給) ― 補聴器の基準額・自己負担・耐用年数を規定。市区町村が窓口となり、更生相談所の判定に基づき支給決定。
  • 労働安全衛生規則第44条 ― 事業者による定期健康診断項目の一つとして聴力検査を規定。1000/4000Hzの選別聴力検査が原則。
  • 母子保健法・新生児聴覚スクリーニング事業 ― 出生後入院中のOAEまたは自動ABRによる聴覚スクリーニングを推奨。公費助成は各都道府県・市区町村。
  • 学校保健安全法施行規則 ― 就学時・学齢期の定期健康診断項目として聴力検査を規定。
  • JIS T 1201-1(オージオメータ) ― 純音オージオメータの機器規格。標準純音聴力検査で使用する測定装置の性能基準。
  • ISO 8253-1(聴覚学的検査方法) ― 純音聴力検査の国際規格。JIS T 1201-1と整合。

参考文献・公的資料(発リンク)

より正確な情報や最新の点数・制度確認は、以下の公的機関・学会の資料を参照してください。

※本ページの計算結果は2026年度診療報酬改定に基づく概算値です。実際の負担額は医療機関の施設基準加算・地域加算・時間外加算・医療材料費等により変動します。健康保険の適用可否は医師の診断・症状の有無に依存し、最終判断は医療機関にご確認ください。補装具費支給の詳細額・自己負担上限は市区町村により異なります。

よくある質問(FAQ)

聴力検査の費用は保険適用でいくら?

耳鼻咽喉科での標準純音聴力検査は350点(3,500円)で、これに初診料291点または再診料76点が加算されます。3割負担の場合、初診+検査で約1,900円、再診+検査で約1,280円が窓口負担の目安です。ティンパノメトリー(340点)、標準語音聴力検査(350点)を追加すると、それぞれ+1,020円・+1,050円(3割負担)加算されます。

補聴器販売店の聴力測定は本当に無料?

多くの認定補聴器専門店が無料の純音聴力測定を実施していますが、これは補聴器購入前提のスクリーニングです。認定補聴器技能者による測定は精度が高いものの、医療機関ではないため診断・治療・意見書作成はできません。

検査時間はどのくらいかかる?

標準純音聴力検査は15〜20分、標準語音聴力検査は15〜20分、ティンパノメトリーは5分、耳音響放射(OAE)は10分、聴性脳幹反応(ABR)は30〜60分が目安です。初診の場合は問診・耳鏡検査を含めて計30〜60分程度の来院時間を見込んでください。

身体障害者手帳は何dBから対象?

身体障害者福祉法の等級基準では、両耳の聴力レベルが70dB以上(6級)、または一側90dB以上・他側50dB以上が対象です。4級は両耳80dB以上、3級は両耳90dB以上、2級は両耳100dB以上。指定医の意見書と純音・語音聴力検査結果を添えて市区町村の障害福祉担当課に申請します。

補聴器の補助金はいくらもらえる?

身体障害者手帳保有者は障害者総合支援法の補装具費支給で、耳かけ型高度用43,900円、重度用67,300円などの基準額に対し原則1割自己負担で購入できます。基準額を超える機種の差額は自己負担。手帳を持たない加齢性難聴では自治体独自の助成制度(3〜5万円程度)がある地域もあり、市区町村の福祉窓口で確認できます。

子どもの聴力検査はいつ受けさせるべき?

公的な聴力検査タイミングは新生児聴覚スクリーニング(出生後入院中)、3歳児健診、就学時健診、学校の定期健診(小1〜中1)です。

健診で「要再検査」と言われました。何を受ければ?

耳鼻咽喉科での標準純音聴力検査(気導・骨導)とティンパノメトリーが基本セットです。3割負担で初診+検査約2,900円が目安。健診結果票を持参すれば紹介状不要で一般の耳鼻咽喉科を受診できます。