マンモグラフィー検査費用 計算ツール|自治体検診・人間ドック・保険適用・エコー併用の相場
【ご注意】このページの計算結果・情報は参考値です。正確性・最新性は保証できません。税務・法務・お金・設計・施工・安全などに関わる判断は、公式の資料と専門家の確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。免責事項
マンモグラフィーは乳房をX線撮影し、微小石灰化や腫瘤影から乳がんを検出する検査です。厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」では40歳以上の女性を対象に2年に1回の対策型検診として実施が推奨されています。本ツールは、自治体検診・職場健診・人間ドック・症状ありの保険診療・遺伝性乳がん(HBOC)向け精密検査といった受診パターン別に費用を即時試算。DBT(トモシンセシス)や乳腺超音波(エコー)併用、BRCA1/2遺伝子検査の費用までカバーします。
マンモグラフィー検査費用 計算機
計算式と料金構造
自己負担 = 検査費用 × 保険/自費区分 − 自治体補助
医療費控除の軽減額 = 自己負担 ×(所得税率 ×1.021 + 住民税10%)
所得税率の求め方と前提
所得税の速算表(課税所得195万円以下5%/330万円以下10%/695万円以下20%/900万円以下23%/1,800万円以下33%/4,000万円以下40%/超45%)は年収ではなく課税所得に対する区分です。本ツールは入力された年収から次の順で課税所得を求めてから税率を判定します。
課税所得 = 年収 − 給与所得控除 − 社会保険料控除(年収の15%で概算) − 基礎控除(合計所得に応じて104万/67万/62万円)
本ツールは2026年分(令和8年分)の制度で計算します。給与所得控除は令和8・9年分の区分(220万円以下74万円/360万円以下は年収×30%+8万円/660万円以下は年収×20%+44万円/850万円以下は年収×10%+110万円/850万円超195万円)を用います。改正前にあった「162.5万円以下55万円」「180万円以下は年収×40%−10万円」の2区分は廃止されました。
基礎控除は48万円から引き上げられましたが定額ではありません。合計所得489万円以下なら104万円、489万円超655万円以下なら67万円、655万円超2,350万円以下なら62万円と段階的に下がります(合計所得489万円は給与収入だけなら665万5,556円)。住民税の基礎控除は43万円のまま据え置きです。年収500万円なら課税所得は約177万円となり、所得税率は5%です(改正前は課税所得約233万円・所得税率10%でした)。年収178万円以下は課税所得が0円になるため、所得税分の軽減はなくなり住民税10%分だけが残ります。
医療費控除は年間の医療費が10万円(総所得200万円未満は総所得の5%)を超えた分が対象です。表示している軽減額は、すでに年間医療費が10万円を超えている方がこの検査費用を上乗せしたときの追加の還付・減税額です。対策型検診や人間ドックの費用は原則として医療費控除の対象外で、要精検・治療につながった場合に対象となります。
マンモグラフィー検査の費用は3つの受診経路で大きく異なります:
- 対策型検診(自治体・職場):公費補助により自己負担0〜2,000円が一般的。40歳以上2年に1回。
- 任意型検診(人間ドック):全額自費で5,000〜15,000円。若年でも自由に受診可能。
- 保険診療:医療機関が診療として行う検査は保険適用。3割負担で2,000〜4,000円。
同じ検査でも、検診として受けるか診療として受けるかで保険適用の有無が変わります。
受診パターン別費用
| 受診経路 | 費用(自己負担) | 対象年齢 | 頻度 | 補助 |
|---|---|---|---|---|
| 自治体対策型検診 | 0〜2,000円 | 40歳以上 | 2年に1回 | 公費補助あり |
| 職場健診(会社補助) | 0〜3,000円 | 企業規定による | 年1回など | 健保組合補助 |
| 人間ドック(基本コース) | 5,000〜10,000円 | 制限なし | 年1回 | 健保補助あり |
| 人間ドック(乳がんセット) | 10,000〜20,000円 | 制限なし | 年1回 | 健保補助あり |
| 保険診療(症状あり) | 2,000〜4,000円(3割) | 制限なし | 症状時 | 保険適用 |
| 精密検査(要精検) | 3,000〜10,000円(3割) | 要検判定後 | 要精検時 | 保険適用 |
| MRI精密検査 | 10,000〜30,000円(3割) | 高リスク・要検 | 個別判定 | 保険適用の場合あり |
| BRCA1/2遺伝子検査 | 40,000〜80,000円(3割自費差) | HBOC疑い | 1回 | 要件満たせば保険 |
オプション検査の費用
乳腺超音波(エコー)
X線を使わず超音波で撮影。自費で3,000〜5,000円追加が目安。
DBT(トモシンセシス)
マンモの3D撮影。人間ドックで5,000〜10,000円加算が一般的。
乳腺MRI
造影剤を用いる検査。10,000〜30,000円(3割負担時)。
BRCA1/2遺伝子検査
保険適用には国が定める要件があります。診療報酬は20,200点で、3割負担なら約6万円。要件を満たさない場合は自費です。
現場での使いどころ
40代女性の初回受診計画
自治体検診の対象年齢入り(40歳)を機に、受診券の確認と予約。
会社健診と自治体検診の使い分け
会社健診対象年齢外(30代等)は自治体・人間ドックへ、対象年齢内では会社健診を活用。健保組合のオプション補助を確認。
よくある誤解・注意点
- 「自治体検診はいつでも受けられる」は誤り — 対策型検診は40歳以上2年に1回が国指針。奇数年齢または偶数年齢のいずれかで受診券が交付されるため、市町村の案内を確認。
- DBT・MRIも自治体検診の料金で受けられると考える — DBTは自治体検診では未導入が多く、オプションは自費になるのが一般的です。
関連するガイドライン・法令
- 厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」 ― 40歳以上女性へのマンモグラフィー検診2年に1回の実施根拠。
- 健康増進法(2003年施行) ― 市町村がん検診の法的根拠。
- 労働安全衛生法(定期健康診断) ― 職場健診の実施義務。乳がん検診は法定項目外だが、多くの企業がオプションで実施。
- 日本乳がん検診学会 ― マンモグラフィー検診・乳腺エコー検診の精度管理指針。
- 診療報酬点数表 ― 乳腺X線撮影・エコー・MRI・BRCA検査の算定要件と点数。
- 個人情報保護法・医療情報の保護 ― 遺伝子検査結果・家族歴等の遺伝情報の取扱い規制。
参考文献・公的資料
乳がん検診の制度・費用の最新情報は以下の公的機関の情報を参照してください。
- 厚生労働省 がん検診 ― 対策型がん検診の指針、市町村実施状況。
- 国立がん研究センター がん情報サービス ― がん検診の情報。
- 日本乳がん検診学会 ― マンモグラフィー・エコーの検診精度管理、施設認定情報。
- 厚生労働省 医療広告ガイドライン ― 医療機関の広告規制。
- 国税庁 医療費控除 ― がん検診・治療の医療費控除の対象範囲。
よくある質問(FAQ)
マンモグラフィーは何歳から受けるべき?
厚生労働省の指針では40歳以上の女性を対象に2年に1回の対策型検診が推奨されています。
自治体検診の費用はいくらですか?
自治体により無料〜2,000円で受診できます。市町村の広報・ホームページで受診券や集団検診の案内を確認してください。40歳以上の対象者には受診券が郵送される市町村が多いです。
人間ドックの乳がんセットはいくら?
マンモ+エコー併用の乳がんセットで10,000〜20,000円が相場です。基本の人間ドック(50,000〜80,000円)にオプション追加する場合と単独受診の場合で価格が異なります。健保組合の補助を確認してください。
家族歴があると保険で遺伝子検査ができますか?
2020年4月からBRCA1/2遺伝子検査は、国が定める要件を満たす場合に保険適用となりました。要件に当たるかは医療機関で確認してください。診療報酬は20,200点で、3割負担なら約6万円です。
医療費控除の対象になりますか?
症状のある治療・精密検査(保険診療)は医療費控除の対象です。対策型検診(自治体検診・人間ドック)は原則対象外ですが、要精検判定を受けた場合や治療につながる場合は対象になる可能性があります。