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グリストラップ飲食衛生設備厨房

グリストラップ容量選定

【ご注意】このページの計算結果・情報は参考値です。正確性・最新性は保証できません。税務・法務・お金・設計・施工・安全などに関わる判断は、公式の資料と専門家の確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。免責事項

1日の利用人数・食種から、グリース阻集器に必要な流入流量と阻集グリース量をSHASE-S217の方法で算出。飲食店開業の機種選定に。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

グリストラップ容量選定ツール

グリース阻集器の選定(SHASE-S217 利用人数に基づく方法)

流入流量 Q[L/min] = N × Wm × (1/t) × k

阻集グリース Gu[kg] = N × gu × iu ÷ 1000(iu=7日)

堆積残さ Gb[kg] = N × gb × ib ÷ 1000(ib=28日)

N:1日当たりの利用人数、Wm:1人当りの使用水量、t:1日当りの厨房使用時間、k:危険率(流量の平均に対する倍率)、gu・gb:1人当りの阻集グリース・堆積残さの質量。メーカー仕様の許容流入流量がQ以上、かつ標準阻集グリース量がG(Gu+Gb)以上の機種を選びます。グリース阻集器は「容量(L)」ではなく、この2つで選ぶのが規格の方法です。利用人数が想定しにくい場合は、規格のもう一つの方法(店舗全面積に基づく選定)を使います。

食種別の標準値(SHASE-S217 利用人数に基づく方法)

食種使用水量(L/人)厨房使用時間(min/日)危険率阻集グリース(g/人)堆積残さ(g/人)
中国(中華)料理807203.511.05.0
洋食807203.58.03.0
和食807203.55.52.0
ラーメン507203.56.52.5
そば・うどん507203.53.01.0
軽食457203.53.01.0
喫茶257203.51.00.5
ファストフード107203.51.50.5
社員・従業員食堂506003.53.51.5
学生食堂256003.51.50.5
学校給食154803.50.70.3

※自治体が公開している容量計算書(SHASE-S217の標準値を転載したもの)による。焼肉は中国料理、焼鳥・居酒屋は和食、ピザは洋食、パン・菓子は軽食として扱う例が示されています。厨房使用時間が前もって分かっている場合はその時間を使ってもよいとされています。

グリストラップ容量選定の詳しい解説

グリストラップ(グリース阻集器)は「厨房排水から油脂を分離・回収する装置」。建築基準法施行令と告示(昭和50年建設省告示第1597号)で、排水管を詰まらせる油脂を含む排水には阻集器を設けることが求められ、公共下水道へ流せる水質は各自治体の下水道条例で決まっています。例えば洋食で1日300人なら、Q=300×80÷720×3.5≒116.7L/min、G=16.8+25.2=42.0kgで、この両方を満たす機種を選びます。

規格の標準値は阻集グリースの掃除を7日(1週間)ごと、堆積残さを28日(4週間)ごとに行う前提です。掃除の間隔を延ばすなら、そのぶん大きな機種が要ります。バスケットのごみは毎日取り除きます。放置は悪臭・害虫・排水管の詰まりや、下水道条例の水質基準違反につながります。届出の様式や選定方法は自治体の下水道部局が指定していることがあるので、先に確認してください。

業界・現場での使い方

飲食店開業

下水道部局・保健所への届出前の機種選定。

給食施設

大量調理施設のグリストラップ計画。

リフォーム

既設の許容流入流量が足りるかの確認。

よくある間違い・注意点

  • 容量(L)だけで選ぶ — 規格は許容流入流量と標準阻集グリース量の2つで選ぶ。
  • 利用人数に従業員を入れ忘れる — 計算書の例では利用者に従業員を足して人数を出している。
  • 清掃怠り — 油脂固着で機能不全・悪臭。標準値は週1回・4週1回の掃除が前提。
  • 回収した油脂・汚泥を一般ごみや下水に流す — 事業活動に伴う廃油・汚泥は産業廃棄物。許可業者に処理を委託する。

関連する規格・法規

  • SHASE-S217 グリース阻集器(空気調和・衛生工学会規格)
  • 建築基準法施行令第129条の2の4・昭和50年建設省告示第1597号
  • 下水道法・各自治体の下水道条例
  • 廃棄物の処理及び清掃に関する法律

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

1日300人の洋食店に必要なグリストラップは?

SHASE-S217の利用人数による方法で、流入流量約116.7L/min、阻集グリースと堆積残さの合計42.0kg。許容流入流量と標準阻集グリース量がこれ以上の機種を選ぶ。

清掃頻度は?

規格の標準は阻集グリース7日ごと・堆積残さ28日ごと。バスケットのごみは毎日。

清掃業者委託費は?

機種の大きさ・地域・回数で変わるため、複数の業者から見積もりを取って確認する。

油脂どこに処分?

産業廃棄物として許可業者に委託。