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電線許容電流 計算ツール|内線規程1340-1準拠・IV/CV/CVT電線の即参照早見

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IV電線・CV電線・CVT電線の許容電流を、導体サイズと敷設方法別に即参照。IV電線の電線管3本以下・4本・5〜6本は内線規程の表の値を表示(CV/CVTの多条布設の低減は別途確認)。内線規程1340-1・電技解釈146条・JIS C 3307/3605準拠。第二種/第一種電気工事士試験・電気主任技術者の実務判断に。

最終更新:2026-09-25/監修:計算ツールズ編集部

電線許容電流 計算機

許容電流 早見表(IV・CV・CVT)

IVは内線規程(周囲温度30℃)、CV・CVTはJCS 0168-2(気中・暗きょ布設、周囲温度40℃、1条布設)の値です。基準の周囲温度が違うので、IVとCV/CVTの列をそのまま比べないでください。

導体サイズIV がいし引き
(基本)
IV 電線管
3本以下
CV 3心
(気中40℃)
CVT
(気中40℃)
1.6mm(単線)27 A19 A——
2.0mm(単線)35 A24 A——
2.6mm(単線)48 A33 A——
2.0sq27 A18 A23 A—
3.5sq37 A25 A33 A—
5.5sq49 A34 A44 A—
8sq61 A42 A54 A62 A
14sq88 A61 A76 A86 A
22sq115 A80 A100 A110 A
38sq162 A113 A140 A155 A
60sq217 A152 A190 A210 A
100sq298 A208 A260 A290 A
150sq395 A276 A340 A380 A
200sq469 A328 A410 A465 A
250sq556 A389 A470 A535 A
325sq650 A455 A555 A635 A

「—」は表に値が無いもの(CVTは8sq以上、1.6〜2.6mmの単線はIVのみ)。IVの電線管4本・5〜6本の値はIV電線の表、CV単心の値はCV/CVTの表にあります。出典:昭和電線ケーブルシステム 技術資料「許容電流」(IVは内線規程より、CV/CVTはJCS 0168-2より)。

許容電流の算定式

基本式

許容電流 Ia(A) = 基本許容電流 I0 × 電流減少係数 k1 × 温度補正係数 k2

電線の許容電流は、絶縁被覆の耐熱温度を超えない最大電流と定義されます。導体のジュール発熱と絶縁被覆の耐熱温度の平衡点で決まる物理量で、日本電気協会「内線規程1340-1表」および電気設備の技術基準の解釈(電技解釈)第146条が国内標準です。

絶縁材料と耐熱温度

基本許容電流の差は、絶縁被覆の耐熱温度に由来します。IV電線(ビニル絶縁)の最高許容温度は60℃、HIV電線(耐熱ビニル)は75℃、CV/CVT電線(架橋ポリエチレン)は90℃です。CVはIVより約1.2倍の電流を流せます。600V以下の低圧配線の中では、屋内用の主流はIV/HIV、幹線・引込・動力系統はCV/CVTが標準です。

電流減少係数の考え方

電線管への収納本数が増えると、放熱面積が減り温度が上昇するため許容電流を低減します。空気中単独=1.0、3本以下=0.70、4本=0.63、5〜6本=0.56、7〜15本=0.49、16〜40本=0.43が、絶縁電線(IV等)を同じ管に収める場合の値です(電技解釈146条 表146-2・内線規程)。中性線・接地線・制御回路用の電線は本数に数えません。この係数はケーブル(CV/CVT)には使いません。CV/CVTを多条布設・管路布設するときの低減は、JCS 0168-2の低減率や電線メーカーの資料で確かめてください。

IV電線 許容電流早見(空気中単独、周囲温度30℃)

屋内配線で最も頻用される600Vビニル絶縁電線(IV)の許容電流です。内線規程の表の値で、電線管収納の列は「基本値×減少係数」を規程どおりに整数へ丸めたものです(2.0sqの3本以下は27×0.70=18.9ではなく18A)。

導体サイズ基本許容電流3本以下収納4本収納用途例
1.6mm(単線)27 A19 A17 A照明・小口回路20A
2.0mm(単線)35 A24 A22 Aコンセント20A
2.6mm(単線)48 A33 A30 Aコンセント30A
2.0sq(より線)27 A18 A17 A1.6mm相当
3.5sq37 A25 A23 Aエアコン20A
5.5sq49 A34 A31 Aエアコン30A・IH200V
8sq61 A42 A38 A電気給湯40A
14sq88 A61 A55 A厨房主幹75A
22sq115 A80 A72 A幹線引込100A
38sq162 A113 A102 A小規模幹線150A
60sq217 A152 A136 A中規模幹線200A
100sq298 A208 A187 A大規模幹線250A
150sq395 A276 A249 A幹線350A
200sq469 A328 A295 A大型幹線400A

CV/CVT電線 許容電流早見(気中・暗きょ布設、周囲温度40℃)

幹線・引込・動力系統で標準的に使用される600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV/CVT)の許容電流です。日本電線工業会規格 JCS 0168-2 の値(1条布設、導体許容温度90℃)。CV単心は3条を間隔2d(d=ケーブル外径)で平置きした場合です。

導体サイズCV単心(3条・平置き)CV3心CVT(トリプレックス)用途例
2.0sq31 A23 A—制御回路
3.5sq44 A33 A—照明・コンセント幹線
5.5sq58 A44 A—動力小容量
8sq72 A54 A62 A動力3.7kW
14sq100 A76 A86 A動力5.5kW
22sq130 A100 A110 A動力7.5kW・引込100A
38sq190 A140 A155 A動力15kW・幹線150A
60sq255 A190 A210 A動力22kW・幹線200A
100sq355 A260 A290 A幹線300A
150sq455 A340 A380 A幹線400A
200sq545 A410 A465 A大型幹線500A
250sq620 A470 A535 A大型幹線600A
325sq725 A555 A635 A大型幹線700A

CVはIVより耐熱温度が高く(90℃と60℃)、同じ導体サイズでより大きな電流を流せます。ただしこの表は周囲温度40℃、IVの表は30℃が基準です。30℃で比べるときはCV/CVTの値に1.10を掛けます(下の温度補正表)。CVTは8sq以上の製品で、同じサイズのCV3心より1割強大きい値です(14sqで86A対76A)。

電流減少係数(敷設方法別)

絶縁電線(IV等)を同じ電線管・線ぴに収める場合の電流減少係数です(電技解釈146条 表146-2・内線規程)。本数が増えるほど放熱が悪くなるため許容電流を下げます。CV/CVTなどのケーブルには適用しません(ケーブルの多条布設の低減はJCS 0168-2・メーカー資料で確認)。

敷設方法収納本数減少係数備考
電線管・線ぴ3本以下0.70単相2線=2本、単相3線=3本まで
4本0.63三相動力回路2系統程度
5〜6本0.56屋内多回路配管
7〜15本0.49盤内・スリーブ内密集
16〜40本0.43制御盤・端子台密集

周囲温度補正係数

IV・HIVの許容電流は周囲温度30℃、CV/CVT(JCS 0168-2の気中布設)は40℃が前提です。天井裏・屋外・機械室・工場など高温環境では、追加で温度補正係数を掛けます。35〜50℃は内線規程・JCSの表の値、55℃・60℃は補正式 √((絶縁体許容温度−周囲温度)÷(絶縁体許容温度−基準温度)) で求めた値です。

周囲温度IV(60℃)
30℃基準
HIV(75℃)
30℃基準
CV/CVT(90℃)
40℃基準
30℃1.001.001.10
35℃0.910.941.05
40℃0.820.881.00
45℃0.710.820.95
50℃0.580.750.89
55℃0.410.670.84
60℃—0.580.77

屋外配線・製鉄所・厨房・ボイラー室では50℃を超える環境も珍しくなく、IV配線では容量半減も起こり得ます。高温環境ではCV/HIVへの変更または導体サイズアップが必要です。

ブレーカ容量との対応

実務では「ブレーカ定格→必要電線サイズ」の逆算パターンが最頻出です。上の許容電流の早見表から逆算した、住宅・小規模建築で頻出のブレーカ・電線対応を示します(分岐回路の電線の最小太さは電技解釈149条にも定めがあります)。

ブレーカ定格回路用途推奨IV電線(電線管3本以下・30℃)推奨CV電線(3心・気中40℃)
15A照明分岐1.6mm(19A)2.0sq(23A)
20Aコンセント一般2.0mm(24A)2.0sq(23A)
30Aエアコン・IH200V2.6mm(33A)または5.5sq(34A)3.5sq(33A)
40A電気給湯8sq(42A)5.5sq(44A)
50A大型EV充電14sq(61A)8sq(54A)
75A厨房主幹22sq(80A)14sq(76A)
100A戸建て幹線38sq(113A)22sq(100A)
150A店舗・小規模幹線60sq(152A)60sq(190A)
200A中規模幹線100sq(208A)100sq(260A)

かっこ内はその電線の許容電流です。IVは内線規程の電線管3本以下(周囲温度30℃)、CVはJCS 0168-2のCV3心・気中暗きょ布設(周囲温度40℃)の値で、早見表と同じです。CVは許容電流がブレーカ定格以上になる最小サイズを示しています。電線管への収納・多条布設・高温の場所では許容電流が下がるので、減少係数・温度補正を掛けて選び直してください。電圧降下も別に確かめてください。

業界・場面別の使い方

第二種電気工事士

住宅・店舗・500kW未満工場の屋内配線設計・施工。ブレーカ→電線サイズ→電線管サイズの逆算が日常業務。1.6mm・2.0mm・2.6mm単線とIV5.5sq/8sq/14sqが主戦場で、内線規程1340-1表を暗記レベルで使う筆記試験の頻出範囲でもあります。

第一種電気工事士・電気主任技術者

ビル・工場・特高受電の幹線設計・分電盤設計。太陽光発電システム・EV充電器・大型空調追加時の既設電線流用可否判定。CV/CVT38sq〜200sq級を扱い、多条布設・管路布設の低減はJCS 0168-2やメーカー資料の低減率で確かめます。

設計事務所・ゼネコン電気担当

新築図面段階での電線サイズ決定。将来負荷増を考慮して1〜2サイズアップで余裕設計するのが実務標準。CADの電気設計モジュールと連携し、単線結線図・幹線系統図の作成に許容電流表を参照します。

プラント・工場保守電気技師

製鉄所・化学プラント・食品工場の高温・多湿環境では温度補正係数の適用が必須。50℃を超える機械室ではIVを使わずHIV/CVを選定、屋外は耐候CV/EM-CE、腐食性環境ではEP絶縁を選ぶ判断が発生します。

太陽光発電・EV充電インフラ

PVアレイ・パワコン間の直流ケーブル、EV普通充電器(200V/30A)と急速充電器(三相200V/50〜100A)の幹線サイズ選定。EV充電器の増設で既設幹線が容量不足になる事例が急増しており、内線規程準拠の再設計が急務です。

再エネ・蓄電池システム

家庭用蓄電池(3〜10kWh)、産業用蓄電池(50〜1000kWh)のDC/AC配線設計。パワコン定格出力と力率から必要電流を求め、周囲温度を考慮したケーブルサイズを選定。ケーブルを密集させて布設するときは、JCS 0168-2やメーカー資料の多条布設の低減率で許容電流を下げて選びます。

よくある間違い・注意点

  • 電線管収納本数を無視して基本値で設計 — 電線管に6本入れると許容電流は基本値の0.56倍。基本値のまま設計すると、ブレーカ動作前に電線発熱・被覆劣化・最悪火災の原因になります。「1回路=2本または3本」で数える必要があります。
  • IV基準値をCV電線に適用 — CV電線はIVより約1.2倍の許容電流。同じサイズを両方IV扱いすると過小評価で不要な太物選定になり、逆にCV扱いで運用しない設計はまれです。JCS 0168-2・電線メーカーカタログで確認を。
  • 周囲温度30℃前提のまま高温環境で使用 — 天井裏・屋外・機械室で50℃を超える環境ではIV電線の温度補正係数が0.58まで下がります。工場・厨房・ボイラー室ではHIVまたはCV選定が原則です。
  • ブレーカ定格=許容電流と考える — ブレーカは電線保護の遮断装置。電線の許容電流 ≧ ブレーカ定格が原則です。将来の負荷増や周囲温度・収納本数による低減を見込んで、余裕を持たせて選びます。
  • 単線とより線(sq)の混同 — 1.6mmは単線の直径、2.0sqはより線の断面積。1.6mm≒2.0sq、2.0mm≒3.5sq、2.6mm≒5.5sqが相当関係です。混同すると許容電流表の参照値がズレます。
  • 電圧降下を無視 — 幹線距離が長い場合、許容電流が足りていても電圧降下で機器が正常動作しない事例が発生。内線規程(1310-1)の電圧降下の上限(幹線・分岐回路それぞれ標準電圧の2%以下が原則)を並行してチェックしてください。
  • 過去の内線規程で判断 — 内線規程は数年ごとに改定されています。現行の最新版は2022年版(JEAC 8001-2022・第14版)です。古い版の表や解説書のまま設計しないでください。

関連する規格・法令

  • 電気設備の技術基準の解釈(電技解釈)第146条 ― 低圧配線の許容電流に関する経産省告示。電線サイズと絶縁物の耐熱温度からの許容電流の考え方の法的基礎。
  • 電気設備の技術基準の解釈 第149条 ― 低圧分岐回路等の施設。分岐回路の過電流遮断器の定格と電線の最小太さ。
  • 内線規程 1310-1 ― 低圧配線の電圧降下(幹線・分岐回路それぞれ標準電圧の2%以下が原則)。
  • 内線規程 JEAC 8001-2022 ― 日本電気協会。低圧屋内配線の民間規格。1340-1表が許容電流の実務標準。
  • JIS C 3307 ― 600Vビニル絶縁電線(IV)の構造・寸法・電気特性規格。
  • JIS C 3342 ― 600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)の構造・特性規格。
  • JIS C 3605 ― 600Vポリエチレンケーブル(EE/PN)の規格。
  • JCS 0168-2 ― 日本電線工業会規格。600V CV/CVTケーブルの許容電流表。
  • 電気事業法・電気工事士法・電気工事業法 ― 工事士資格・工事業登録・保安規程の法的枠組み。
  • 労働安全衛生法・電気取扱者に関する特別教育 ― 感電災害防止の労働安全ルール。

参考文献・公的資料

電線許容電流の正確な値や最新の規格改定情報は、以下の公的機関・業界団体の一次資料を参照してください。

※本ページの許容電流・電流減少係数は、内線規程1340-1表および電技解釈146条に基づく標準値です。実際の設計・施工では最新版の内線規程・電技解釈・電線メーカーカタログを参照し、電気工事士・電気主任技術者・電気設備設計者など有資格者の判断で実施してください。特殊な敷設環境(超高温・腐食性ガス・粉塵・防爆区域・地中深埋等)では専門的検討が必要です。

よくある質問(FAQ)

IV電線1.6mmで20A流していい?

空気中単独なら基本許容電流27Aで問題ありません。ただし電線管3本以下収納では19A(内線規程の表の値)となり20Aブレーカ回路には不足。実務では1.6mm=15Aまで、2.0mm=20Aまでという運用が第二種電気工事士試験の標準判定です。将来の負荷増を見込むなら2.0mmが安全側です。

sqとmm(単線)の違いは?

sq=平方ミリメートル(mm²)で断面積の単位、mmは単線の直径。1.6mm単線≒2.0sq、2.0mm単線≒3.5sq、2.6mm単線≒5.5sqが概ねの相当関係。ただし単線とより線では若干構造が異なるため、許容電流表では別項目として扱われます。

CV電線がIVより許容電流大きい理由は?

絶縁被覆の耐熱温度差です。CV(架橋ポリエチレン)は最高許容温度90℃、IV(ビニル)は60℃。同じ導体サイズでも高温耐性が高い分、大電流を流せます。CVはIVの約1.15〜1.25倍の許容電流を持ち、同じ電流ならCVのほうがワンサイズ細い導体で済みます。

電線管の低減率はなぜかかる?

複数本収納で放熱面積が減り、温度上昇が加速するためです。電技解釈146条(表146-2)と内線規程が、絶縁電線を管に収める場合の係数を本数別に規定しています。3本以下=0.70、4本=0.63、5〜6本=0.56、7〜15本=0.49、16〜40本=0.43と、収納本数増で急速に低減します。同一電線管に複数回路を通す設計では必ず適用が必要です。CV/CVTなどのケーブルにはこの係数ではなく、JCS 0168-2やメーカー資料の低減率を使います。

周囲温度が高い場所では?

30℃基準の基本許容電流に温度補正係数を追加乗算します。IV電線で40℃なら0.82、50℃なら0.58まで低下。工場・厨房・ボイラー室・屋外配線では温度実測または想定最大温度で補正必須です。50℃を超える環境ではHIVまたはCV/CVTへの切替が原則。

2種電気工事士試験では何mmまで出る?

1.6mm・2.0mm単線とIVより線2.0sq/3.5sq/5.5sqが頻出。より高次の1種試験では14sq/22sq/38sqまで、電気主任技術者では200sq級まで対象です。技能試験では1.6mmと2.0mmを主に扱い、リングスリーブ小・中・大の使い分けと連動して出題されます。

CVTとCV3心の違いは?

CVT(トリプレックス)は3本の単心CVをより合わせた構造、CV3心は3本の絶縁体を共通のシースで覆った構造。CVTのほうが放熱に有利で、同じ導体サイズならCVTの許容電流が1割強大きくなります(JCS 0168-2の気中布設で14sqが86A対76A、38sqが155A対140A)。動力回路の主流はCVTです。

アルミ電線の許容電流は?

アルミ電線は銅電線の約80%の許容電流(同じ導体サイズ換算)で、体積抵抗率が高いためワンサイズ太い導体が必要です。高圧受電盤・変圧器二次側・引込線でコスト削減のため使用されるケースがあり、アルミ導体の許容電流はメーカー資料・内線規程の該当表で確かめてください。

EV充電器を増設したい、既設は流用できる?

EV普通充電器200V/30Aなら5.5sq以上が目安。急速充電器は機種ごとに定格入力電流が大きく異なるため、機器の仕様書の電流から個別に選定します。既設の分電盤〜駐車場までの電線サイズと現状負荷を確認し、余裕電流と電圧降下の両面で判定します。多くのケースで幹線サイズアップまたは専用分電盤新設が必要になります。

電線サイズと電線管サイズの関係は?

電線管には収容できる電線の総断面積が規定されています(内線規程 3350-6表)。VE管・PF管・CD管・金属管でそれぞれ異なり、収容率30%(占積率40%)程度が実務目安。太物ケーブルを無理に細管に通すと絶縁破壊・冷却不足の原因です。

電圧降下も一緒に確認すべき?

必須です。許容電流が足りていても、幹線が長距離・大電流だと電圧降下で機器が正常動作しません。内線規程(1310-1)では、低圧配線の電圧降下は幹線・分岐回路それぞれ標準電圧の2%以下が原則です(電気使用場所内の変圧器から供給する幹線は3%以下。こう長が60mを超える場合は緩和があります)。ΔV(V)=35.6×L×I/(1000×A)(単相2線式)で概算します。

屋外・地中埋設で注意する点は?

屋外はUV耐性のあるEM-CE/EM-EEF/耐候CV、地中埋設はCVTまたはCV3心を管路収納するのが標準。地中布設の許容電流は管路の条数・土壌熱抵抗率(K・m/W)・布設深さで変わるため、JCS 0168-2やメーカー資料の地中布設の値で確かめ、大型工事では土壌調査も行います。