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給水管径FUHunter曲線SHASE-S設備設計

給水管サイズ選定 計算ツール

【ご注意】このページの計算結果・情報は参考値です。正確性・最新性は保証できません。税務・法務・お金・設計・施工・安全などに関わる判断は、公式の資料と専門家の確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。免責事項

大便器・小便器・洗面器・浴槽・キッチン・洗濯機の個数入力だけで、FU合計・流量・給水管径を即算出。器具給水負荷単位(空気調和・衛生工学便覧)と流速2.0m/s以下の条件で目安を出します。住宅・オフィス両対応。設備設計・積算・行政協議に対応。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

給水管サイズ選定 計算ツールツール

給水管径選定の基本

合計FU = Σ (器具FU値 × 個数)

同時使用流量 ≒ 同時使用流量線図(FU→L/min)。本ツールは独自の簡易換算

管径:流速 = 流量 ÷ 管内断面積 が2.0m/s以下になる最小の呼び径

器具給水負荷単位(FU)は、器具の使用頻度・使用時間・同時使用を考えて給水流量を単位化したもので、合計FUから空気調和・衛生工学便覧の同時使用流量線図(大便器が洗浄弁の多い場合/洗浄タンクの多い場合の2本)で流量を求めます。本ツールの流量換算は線図を簡略化した独自の目安です。管内流速は2.0m/s以下とされています(空気調和・衛生工学会)。

器具給水負荷単位(FU)一覧(空気調和・衛生工学便覧 第14版)

器具私室用(住宅)公衆用(事務所)
大便器(洗浄弁)610
大便器(洗浄タンク)35
小便器(洗浄弁)-5
小便器(洗浄タンク)-3
洗面器・手洗い12
浴槽・シャワー24
台所流し(私室)/料理場流し(公衆)34
洗濯機(給水栓として扱う目安)24

呼び径別 流速2.0m/sでの流量(配管用炭素鋼鋼管)

呼び径内径 mm(JIS G 3452の外径−2×厚さ)流量 L/min
20A21.6約43
25A27.6約71
32A35.7約120
40A41.6約163
50A52.9約263
65A67.9約434
80A80.7約613
100A105.3約1045
125A130.8約1612
150A155.2約2270

※本ツールはJIS/SHASE-S/建築設備設計基準等の公的基準に基づく参考計算です。実施設計・行政協議時は建築士・設備士による最終判断+所轄行政の指針確認が必須です。

給水管サイズ選定 計算ツールの詳しい解説

給水管サイズ選定は、水圧・水量不足を防ぐための設備設計の要です。過小径では2階のシャワーで水が細くなる等の生活障害、過大径ではコスト増+滞留水の水質悪化のリスクがあります。

FU法の考え方

すべての水栓が同時に開くわけではないため、FU(器具給水負荷単位)で確率的に流量を評価します。合計FUから同時使用流量線図で流量を読み取ります。FUが大きいほど1FUあたりの流量は小さくなります。本ツールの換算(FUが10未満は×10、50未満は×7、200未満は×4、それ以上は×2.5。境界で逆転しないよう下限を設定)は線図を簡略化した目安です。

公衆用FUが住宅より高い理由

事務所・商業施設の便所は昼休み等に集中利用され、住宅より同時使用率が高くなります。器具給水負荷単位は公衆用を私室用より大きく(おおむね1.3〜2倍)設定しています。オフィスビルで住宅基準の管径を採用するとピーク時に水圧不足が発生します。

共同住宅の給水方式

①直結直圧給水、②直結増圧給水、③受水槽+ポンプ給水、④受水槽+高置水槽の4方式。直結で給水できる階数や条件は水道事業者ごとに定められています。

本管圧力の確認と直結増圧の可否

管径だけを決めても、供給側の本管(配水管)圧力が足りなければ水圧不足は解消しません。配水管の水圧は地域・時間帯で異なり、直結直圧・直結増圧で給水できる階数や必要な水圧は水道事業者ごとに定められています。水圧が足りない場合は増圧ポンプや受水槽方式を検討します。いずれの方式でも採用可否と申請条件は自治体ごとに異なるため、設計着手前に水道局との事前協議が必須です。あわせて減圧弁の配置と設定圧を確認し、下層階の過大圧による水撃・器具劣化を防ぎます。

業界・現場での使い方

設備設計事務所

新築・リフォーム時の給水管径選定、水圧計算、施工図作成の基礎データ。

管工事業者

現場での管径確認、既存管との接続、水圧不足時の管径アップグレード提案。

マンション管理

築古物件の水圧問題調査、増圧ポンプ導入判断、リフォーム時の給水改修提案。

リフォーム業者

キッチン・浴室増設時の給水管容量チェック、既存管の流用可否判定。

公共施設・学校

大規模器具増設時の給水本管容量確認、老朽管更新時のサイズ選定。

よくある間違い・注意点

  • 私室用FUで公衆施設を設計 — 同時使用率が違うため過小径になり水圧不足。事務所は公衆用FUを必ず適用。
  • 平均流量で管径選定 — ピーク流量が問題。FU法または実測ピークで評価すべき。
  • 圧力損失無視 — 長い配管+多数曲がりで圧損拡大。距離200m超は詳細計算必須。
  • 管径を下げてコスト削減 — 流速・摩擦損失の確認をせずに細くすると水圧不足になります。
  • 老朽管の内径縮小を無視 — 古い鋼管はさびこぶで内径が細くなることがあります。改修時は現状の確認が必要です。
  • 本管水圧を確認せず設計 — 管径が適正でも配水管の水圧が足りなければ末端で水が出ません。水道事業者に水圧と給水方式の条件を確認します。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

1住戸(3LDK)の給水本管は?

洗浄タンクの便器2・洗面器2・浴槽1・台所流し1・洗濯機1なら私室用でFU合計15。本ツールの簡易換算で約105L/min、流速2.0m/s以下なら32A程度です。本ツールの換算は大きめに出る目安で、同時使用流量線図で求めると流量はこれより小さくなることがあります。実際の口径は水道メーター口径や配水管の水圧も含めた水理計算で決まるため、水道事業者の基準で確認します。

小規模事務所(20人)は?

FU合計30-50でφ25-32が典型。トイレ・給湯・清掃で使用ピークを想定。

マンション全体の本管径は?

戸数・器具構成・給水方式で大きく変わるため、同時使用水量を求めたうえで水道事業者と協議して決めます。

FUと流量(L/min)の関係は?

空気調和・衛生工学便覧の同時使用流量線図で読み取ります(洗浄弁が多い場合と洗浄タンクが多い場合で別の曲線)。本ツールのFU×10/×7/×4/×2.5は線図を簡略化した目安です。

直結給水と受水槽方式の違いは?

直結は配水管の水圧で直接給水(増圧ポンプを使う直結増圧を含む)、受水槽方式はいったん受水槽にためてポンプ等で給水します。直結で給水できる階数・規模は水道事業者ごとに定められています。

水圧不足の原因は?

①管径不足、②本管圧力低下、③エア噛み、④減圧弁誤設定、⑤フィルタ詰まりが典型。

管径をワンサイズ上げるコストは?

管材・継手・施工条件で変わるため、見積りで比べてください。太くしすぎると滞留水の問題もあります。

SHASE-S 206は法律?

空気調和・衛生工学会の規格(学会規格)で、法令ではありません。設計の基準として広く参照されます。給水装置は水道法の構造・材質基準と水道事業者の規程に従います。

管径に余裕を持たせすぎるとどうなる?

材工費と配管スペースが増えるうえ、流速が落ちて滞留水が生じます。水温上昇・残留塩素の低下によりレジオネラ属菌等の繁殖リスクが上がるため、過剰な余裕は品質低下の要因です。1ランク上げまでが実務上の目安。

直結増圧方式の本管圧力の目安は?

必要な水圧や対象となる建物の規模は水道事業者ごとに定められています。設計前に水道事業者と事前協議してください。