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ワイヤーメッシュの必要枚数計算

【ご注意】このページの計算結果・情報は参考値です。正確性・最新性は保証できません。税務・法務・お金・設計・施工・安全などに関わる判断は、公式の資料と専門家の確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。免責事項

施工面積と製品寸法から、重ね代を差し引いた実効面積でワイヤーメッシュの必要枚数を計算します。重ねを考えずに原寸で割ると1割以上足りなくなります。総重量、1 m² あたりの鋼量、結束線の目安も出します。

最終更新:2026-09-20/監修:計算ツールズ編集部

ワイヤーメッシュの必要枚数計算ツール

重ね代を引いた「実効面積」で割る

ワイヤーメッシュは隣どうしを重ねて敷くため、1枚がカバーできる面積は原寸より小さくなります。この実効面積で割らないと枚数が足りません。

実効面積 = (幅 − 重ね代) × (長さ − 重ね代)

1.0m×2.0m の製品を100mm 目で1目重ねるなら、重ね代は0.1m。実効面積は0.9×1.9=1.71 m² です。原寸2.00 m² に対して14.5%小さくなります。

必要枚数 = 施工面積 ÷ 実効面積 ×(1 + ロス率)

100 m² なら 100÷1.71=58.5枚。ロス5%を見込んで 62枚 です。重ねを考えずに原寸で割ると53枚となり、9枚足りません。この差が現場で材料切れを起こす原因です。

重量の求め方

鋼材の単位質量は線径から求まります。

単位質量(kg/m) = 線径(mm)² × 0.00617

φ6.0 なら 6²×0.00617=0.222 kg/m。1枚あたりの線の総延長に掛ければ1枚の重量が出ます。運搬と荷揚げの計画に使います。

規格と実効面積(100mm 目・1目重ね)

製品寸法原寸面積実効面積減り方100m² に必要
1.0×2.0 m2.00 m²1.71 m²−14.5%58.5枚
2.0×1.0 m2.00 m²1.71 m²−14.5%58.5枚
1.5×2.0 m3.00 m²2.66 m²−11.3%37.6枚
2.0×4.0 m8.00 m²7.41 m²−7.4%13.5枚

※大きい製品ほど重ねの割合が減り、材料効率は良くなります。ただし運びにくくなります。

線径と単位質量

線径単位質量1.0×2.0m 1枚の重量(100mm目)用途
φ4.00.099 kg/m約4.2 kg軽微な土間
φ5.00.154 kg/m約6.5 kg一般的な土間
φ6.00.222 kg/m約9.4 kg標準。駐車場など
φ6.20.237 kg/m約10.1 kgやや重荷重

網目の間隔と選び方

網目鋼量の目安向いている用途
100×100 mm多いひび割れ抑制を重視する土間
150×150 mm中一般的な土間コンクリート
200×200 mm少ない軽微な用途・仮設

※入力した内容はお使いのブラウザの中だけで処理され、サーバーには送信されません。本ツールは一般的な規格寸法と歩掛による概算です。製品ごとに有効寸法・重ね代・施工方法が異なります。発注前にメーカーの施工要領書と現場の納まりでご確認ください。足場など安全にかかわる部分は、有資格者による計画と点検が必要です。

ワイヤーメッシュの必要枚数計算の詳しい解説

土間コンクリートやスラブに入れるワイヤーメッシュは、拾いの計算そのものは単純です。ところが現場で足りなくなることが多い材料でもあります。理由ははっきりしていて、重ね代を勘定に入れていないからです。

ワイヤーメッシュは隣どうしを重ねて敷きます。重ねずに突き付けると、その線で鉄筋としての連続性が切れ、ひび割れの起点になります。一般には1目以上、かつ150mm以上重ねるとされます。100mm 目の製品を1目重ねると、幅方向と長さ方向にそれぞれ100mm ずつ小さくなるので、1.0×2.0m の製品は0.9×1.9m ぶんしかカバーしません。面積では2.00 m² が1.71 m² になり、14.5%減ります。

この14.5%が効いてきます。100 m² の土間に原寸で割ると50枚、ロス5%を足して53枚。実際に必要なのは62枚ですから、9枚足りません。9枚足りないことに気づくのは、敷き始めて最後の列に来たときです。生コンの手配が済んでいれば工程は動かせず、急いで買いに走ることになります。

製品の大きさで効率が変わる点も知っておくと役に立ちます。重ね代は製品の大小に関係なく一定なので、大きい製品ほど重ねの割合が小さく、材料効率が良くなります。1.0×2.0m で14.5%減るところ、2.0×4.0m なら7.4%で済みます。ただし大きい製品は重く、人力では運びにくい。2.0×4.0m のφ6は1枚30 kg を超えるので、狭い現場では小さい製品のほうが結局は早いこともあります。材料効率と施工性は、ここでも逆を向きます。

敷き方にも注意点があります。ワイヤーメッシュはただ地面に置いただけでは意味がありません。コンクリートの中で適切な位置(厚さの中央付近)になければ、ひび割れを抑える働きをしません。そのためスペーサーで浮かせます。スペーサーを省いて「生コンを打ちながら引き上げる」やり方が現場で行われることがありますが、均一に上がる保証がなく、部分的に底に沈んだままになります。表面からは見えないので、数年後にひび割れが出てから分かります。

結束も同じです。重ねた部分を結束線で留めないと、生コンを流したときに動いて重ねが外れます。重ね部を@500mm 程度で結束するのが目安で、100 m² の土間なら数百箇所になります。結束線は1kg で250〜300箇所が目安なので、必要量は数キロです。細かい材料ほど拾い落としやすく、現場で止まる原因になります。このツールが結束線まで出しているのは、そのためです。

業界・現場での使い方

土間コンクリートの材料発注

面積から必要枚数を出し、重ね代を含めて発注します。

駐車場・外構の積算

面積が大きいほど重ね代の差が効くため、実効面積で拾います。

荷揚げ計画

総重量から人力で運べるか、揚重機が要るかを判断します。

製品サイズの比較

大きい製品と小さい製品で、材料効率と運びやすさを比べます。

見積りの鋼材量

1 m² あたりの鋼量を出し、単価を掛けて材料費を算出します。

よくある間違い・注意点

  • 原寸の面積で割る — 重ね代を無視すると1割以上足りません。実効面積で計算します。
  • 突き付けで敷く — 鉄筋としての連続性が切れ、その線がひび割れの起点になります。
  • スペーサーを省く — 底に沈むと働きません。打ちながら引き上げる方法は均一になりません。
  • 結束線を拾い忘れる — 重ねが外れます。100 m² で数百箇所、数キロ必要です。
  • 大きい製品が常に得だと考える — 材料効率は良いが重くなります。狭い現場では小さいほうが早いこともあります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

ワイヤーメッシュの重ねはどれくらい必要ですか?

一般に1目以上かつ150mm以上です。設計図の指示を優先してください。

重ねを考えないとどのくらい足りませんか?

1.0×2.0m を100mm 目で1目重ねる場合、14.5%足りなくなります。

100 m² には何枚必要ですか?

1.0×2.0m・1目重ねで58.5枚ぶん、ロス5%を見込んで62枚です。

φ6 の1枚は何 kg ですか?

1.0×2.0m・100mm 目で約9.4 kg です。

網目は100と150のどちらを選びますか?

ひび割れ抑制を重視するなら100、一般的な土間なら150が目安です。

スペーサーは必要ですか?

必要です。底に沈むとひび割れを抑える働きをしません。

打ちながら引き上げてもよいですか?

均一に上がる保証がなく、部分的に沈んだままになります。おすすめしません。

結束線はどのくらい要りますか?

重ね部を@500mm で結束する場合、1kg で250〜300箇所が目安です。

大きい製品のほうが得ですか?

材料効率は良くなりますが重くなります。運搬と施工性で判断してください。

単位質量はどう計算しますか?

線径(mm)の2乗×0.00617 が kg/m です。φ6 なら0.222 kg/m です。