住所と緯度経度の両引き変換
【ご注意】このページの計算結果・情報は参考値です。正確性・最新性は保証できません。税務・法務・お金・設計・施工・安全などに関わる判断は、公式の資料と専門家の確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。免責事項
住所を入れれば緯度経度が、緯度経度を入れれば住所が分かる双方向の検索ツールです。度分秒・度分の表記、地域メッシュコード、タイル座標も同時に表示し、地図で位置を目で確認できます。検索には国土地理院の公開サービスを使っています。
住所と緯度経度の両引き変換ツール
使い方と計算のしくみ
住所から緯度経度を調べるときは住所を入れて「この住所の緯度経度を調べる」を押します。国土地理院の地名検索を呼び、見つかった座標が緯度・経度の欄に入ります。緯度経度から住所を調べるときは緯度・経度を入れて「この地点の住所を調べる」を押すと、逆ジオコーディングで市区町村と町丁目まで表示します。
表記の変換は入力した時点で自動的に行われます。十進度から度分秒へは 度=整数部、分=小数部×60 の整数部、秒=残り×60 で、既定値の北緯 35.681236° は 35°40′52.450″ になります。地図タイルの座標は Web メルカトルの式 x=⌊(経度+180)/360×2ᶻ⌋、y=⌊(1−ln(tan φ+sec φ)/π)/2×2ᶻ⌋ で求め、その位置のタイル画像を3×3枚並べて表示しています。
地図
緯度経度の表記のちがい
| 表記 | 書き方 | 例(東京駅) | 主に使う場面 |
|---|---|---|---|
| 十進度(DEG) | 度を小数で表す | 35.681236, 139.767125 | 地図アプリ・プログラム・API |
| 度分秒(DMS) | 度・分・秒に分ける | 35°40′52.450″, 139°46′01.650″ | 測量成果・海図・登記 |
| 度分(DM) | 度と分(分は小数) | 35°40.8742′, 139°46.0275′ | 航海・航空・GPS機器 |
| カンマ区切り | 緯度,経度 の順 | 35.681236,139.767125 | Googleマップの検索欄 |
小数点以下の桁数と精度
| 十進度の桁数 | 緯度方向のおよその距離 | 使える用途 |
|---|---|---|
| 0桁(35°) | 約111km | 国・地方の識別 |
| 1桁(35.6°) | 約11km | 都市の識別 |
| 2桁(35.68°) | 約1.1km | 町名の識別 |
| 3桁(35.681°) | 約110m | 街区の識別 |
| 4桁(35.6812°) | 約11m | 建物の識別 |
| 5桁(35.68124°) | 約1.1m | 建物の出入口 |
| 6桁(35.681236°) | 約0.11m | 測量・精密な位置 |
地図の拡大率(ズームレベル)の目安
| 拡大率 z | 1タイルが覆う範囲 | 見えるもの |
|---|---|---|
| 5 | 約1,250km | 日本全体 |
| 8 | 約156km | 地方・県 |
| 11 | 約20km | 市全体 |
| 14 | 約2.4km | 町・主要道路 |
| 16 | 約610m | 街区・建物の形 |
| 18 | 約150m | 建物の細部 |
※地図と住所の検索には国土地理院の公開サービスを利用しています(地理院タイル・地名検索・逆ジオコーディング)。仕様は予告なく変わることがあり、結果の正確性を保証するものではありません。登記・測量・法令上の判断には、国土地理院の公式サービスと成果を使用してください。
住所と緯度経度の両引き変換の詳しい解説
緯度経度と住所は、同じ場所を指しているのに互いに直接は変換できません。緯度経度は地球上の位置を角度で表した数値で、世界中どこでも同じ規則で決まります。住所は行政区画と土地の区切りに付けられた名前で、国や自治体の制度に依存します。両者を結びつけるには、どの住所がどの座標にあるかを記録した辞書が必要で、その辞書を引く処理を住所から座標へ引く場合はジオコーディング、座標から住所へ引く場合は逆ジオコーディングと呼びます。このページは国土地理院が公開している検索サービスを使って、その両方向を1つの画面で行えるようにしたものです。
住所から座標を引くときに気をつけたいのは、住所の書き方の揺れです。「1-9-1」「一丁目9番1号」「1丁目9-1」はどれも同じ場所ですが、辞書の側が同じ表記を持っていなければ見つかりません。全角と半角の違い、ハイフンの種類(−・ー・‐)、余分な空白も一致を妨げます。このページは入力を自動で正規化し、全角英数字を半角に、各種のダッシュを半角ハイフンに、連続した空白を1つにまとめてから検索します。それでも見つからない場合は、番地を省いて町名までで検索すると当たることが多く、逆に建物名やマンション名は辞書に無いことが多いので外したほうが確実です。
座標から住所を引く場合、返ってくるのは市区町村と町丁目までです。番地まで分からないのは、番地の区画データが全国一律には整備されていないためで、これは日本の逆ジオコーディング全般に共通する制約です。海上や国外の座標を入れると該当なしになります。市区町村の判定には市区町村コードが使われ、このページでは全国 1,919 件のコードと名称の対応表をサイト内に持っているので、コード番号ではなく「福岡県 福岡市 中央区」のような読める形で表示します。
数値の桁数と精度の関係も押さえておくと役に立ちます。緯度の 1度はおよそ 111km なので、小数第4位で約 11m、第6位で約 0.11m の分解能になります。建物を指すなら 5桁、測量で使うなら 6桁が目安で、それ以上の桁を書いても測定の精度が伴わなければ意味がありません。経度の 1度が表す距離は緯度によって変わり、日本付近では緯度の距離の 0.8倍ほどになります。カーナビやスマートフォンが表示する座標は多くが十進度で、航海や航空の世界では度分表記、測量成果や登記では度分秒表記が使われるため、相手に合わせた表記で渡すことが実務では重要です。
地図の表示にはタイル方式を使っています。世界全体を正方形の画像に分割し、拡大率ごとに枚数を4倍ずつ増やしていく仕組みで、拡大率 z のとき縦横それぞれ 2ᶻ 枚に分かれます。ある地点がどのタイルに入るかは Web メルカトル図法の式で計算でき、このページはその座標を表示するとともに、周囲9枚のタイルを並べて地図にしています。1ピクセルが表す実距離は赤道で最も大きく、緯度が上がるほど小さくなるため、同じ拡大率でも北海道と沖縄では見える範囲がわずかに違います。表示している地図は国土地理院の地理院タイルで、出典を示せば誰でも利用できます。
業界・現場での使い方
現地調査・点検の記録
住所から座標を出して調査票に記録し、写真の位置情報と突き合わせます。逆に座標しか分からない場合は住所を引いて報告書に書きます。
配送・訪問ルートの準備
訪問先の住所をまとめて座標に直し、地図アプリや配車システムに取り込みます。
不動産・用地の確認
物件の住所から座標を求め、地理院地図や航空写真で周辺の状況を確認します。
統計・GIS データの整理
住所しかない台帳に座標を付け、地域メッシュコードと合わせて集計や地図化の下ごしらえにします。
よくある間違い・注意点
- 緯度と経度を逆に入れる — 日本では緯度が 20〜46、経度が 122〜154 の範囲です。値の大きいほうが経度だと覚えると取り違えを防げます。
- 度分秒をそのまま十進度として入力する — 35°40′52″ は 35.6812° であって 35.4052 ではありません。分は 60、秒は 3600 で割ります。
- 建物名やマンション名を付けたまま検索する — 地名の辞書には建物名が入っていないことが多く、町名・番地までにすると見つかります。
- 逆ジオコーディングで番地まで出ると思う — 返るのは市区町村と町丁目までです。番地の区画データは全国一律には整備されていません。
- 小数の桁を増やせば精度が上がると考える — 桁は分解能であって精度ではありません。測定そのものの精度が伴わなければ意味がありません。
関連する規格・公的資料
- 国土地理院 — 測量の基準・地理院地図・各種変換サービスの提供元
- 国土地理院 地理院地図 — 緯度経度と地図の確認。地理院タイルの配信
- 国土地理院 測量計算サイト — 座標変換・距離計算の公式サービス
- 国土地理院 地理院タイル一覧 — 地理院タイルの種類と利用の手引き
- e-Gov 法令検索(測量法) — 測量の基準となる測地系を定める法律
- 総務省 統計局 — 地域メッシュ統計の解説と区画の定義
- 日本産業標準調査会(JISC) — JIS X 0410(地域メッシュコード)などの規格
- 日本規格協会(JSA) — JIS 規格票の発行
- 国土交通省 — 国土数値情報・位置情報の施策
- 日本測地学会 — 測地系・座標系の学術団体
- 日本測量協会 — 測量技術の普及と教育
- 産業技術総合研究所 計量標準総合センター — 長さ・角度の国家計量標準
- 国際測地学協会(IAG) — GRS80 楕円体などの国際的な測地基準
- 国土地理院 地名検索・逆ジオコーディング — 本ページが利用している検索サービスの仕様
- 測量法 第11条(測量の基準) — 日本の位置の基準となる測地系
- JIS X 0410(地域メッシュコード) — 表示している地域メッシュの規格
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
住所から緯度経度を調べるには?
住所を入れて「この住所の緯度経度を調べる」を押します。国土地理院の地名検索で見つかった座標が入力欄に入り、地図も動きます。
緯度経度から住所を調べるには?
緯度と経度を入れて「この地点の住所を調べる」を押します。市区町村と町丁目まで表示されます。
番地まで分かりますか?
逆ジオコーディングで返るのは町丁目までです。番地の区画データが全国一律には整備されていないためです。
住所が見つからないときは?
建物名やマンション名を外し、町名・番地までにしてください。全角と半角、ハイフンの種類は自動で正規化しています。
度分秒の表記も出ますか?
出ます。十進度・度分秒・度分の3つを同時に表示するので、そのままコピーして使えます。
小数は何桁必要ですか?
建物を指すなら5桁(約1.1m)、測量なら6桁(約0.11m)が目安です。3桁では約110mの誤差になります。
地図は何を使っていますか?
国土地理院の地理院タイルです。標準地図・淡色地図・航空写真を切り替えられます。
この座標をそのまま公的な手続きに使えますか?
参考値としてお使いください。登記や測量の成果には国土地理院の公式サービスと成果を使用してください。
海外の住所も調べられますか?
検索サービスが日本国内を対象としているため、国外の住所や座標には対応していません。